178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/11(日) 22:22:35.89 ID:HFutoVZeo
艦娘達のその後についても話しておこう。
まずは旧式化した艦娘達についてだ。とはいえ、護衛艦娘の登場により
既存の艦娘はその殆どが旧式化してしまった訳だが。
最初に戦艦だ。戦艦大和・長門・陸奥は退役艦となった。
なんでも大和はホテル経営を始めたとか。
大和いわく、
大和「時代は移ろい、大和の役目は終わりました。
艦隊にはもう、新しい盾[イージス]がありますから」
大和「ならば大和、戦時中のノウハウを活かして、少しチャレンジしてみます」
とのことだ。戦時中になぜホテル経営のノウハウが身につくのかはわからん。
長門と陸奥はなんとラムネ売りへと転身した。
あの御国の誇りとまで言われた二人が、ラムネ売りにその身を落とすとは……
世の中何があるのか、わからんものだ。
長門「これから全国を回り、駆逐艦好きの同志にこの至高の駆逐艦ラムネを
振る舞ってやるつもりだ」
陸奥「今に始まったことじゃないし、私は長門について行くわ……」
提督「それじゃあ、私もひとつ頂こうか?」
長門「何味がいい?」
提督「NENOHI味」
長門「……ふっ、通だな、貴様」
陸奥(これがビックセブンと、国の平和を背負う男のする会話か……)遠い目
私は知っている。彼女達はまだ戦いたいと、本心では思っていることを。
だが彼女達は身を引いた。彼女達にかかる資材と費用は計り知れず、また護衛艦娘の登場により、
彼女達は戦力的にも絶対的な存在ではなくなってしまった。その事を踏まえて彼女達は自ら戦線を退いたのだ。
そういった事情を知っていた私は一度は彼女達を引き留めようとした。
だが、彼女達の目は語っていた「無駄な慈悲をかけて私達を惨めにしないでくれ」と。
引き際だったのだろう。私は少しやるせない思いに浸りながらも、彼女達を送り出した。
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