40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/06(火) 18:06:55.05 ID:+VRGIcSdo
――泊地・裏山の墓地――
時雨「夕立……」
雪風「夕立さん……」
一行は、裏山に設けてある墓地に立ち寄った。
戦いで沈んでいった仲間達。彼女達が眠る墓場で、
艦娘達は皆それぞれ墓標の前に立ち、黙祷を捧げる。
瑞鶴「……」
翔鶴「瑞鶴……」
瑞鶴が向かったのは、やはり加賀の墓標の前だった。
瑞鶴「……加賀さん。私はようやく……あなたの喪失を受け入れられたのかもしれません」
瑞鶴「一航戦であろうとして、戦って……がむしゃらに闇雲に生きていたのは、やはり……
あなたの喪失を正視できなかったから」
瑞鶴「でももう大丈夫です。ちゃんとあなたの喪失を、受け入れることができた」
瑞鶴「今は……翔鶴姉と一緒に、残された時間を歩んでいきたいと思っています」
瑞鶴「いままで、ありがとうございました……加賀さん……!」
翔鶴「ありがとう、ございました……先輩……!」
一航戦との決別。こうして墓前に参ることで、瑞鶴は自分の心にけじめをつけたのだ。
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