47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/06(火) 18:15:08.90 ID:+VRGIcSdo
翔鶴「あら! 瑞鶴ったらこんなところで寝転がって! 泥がついちゃうわよ!」
瑞鶴「いいじゃんいいじゃん〜……あー、風が気持ち良い〜……」
翔鶴「本当、そうね……草木の香りにほんのりと混ざる潮の香りが心地いいわ……」
瑞鶴「ねえ翔鶴姉。この海の先にはさ……深海棲艦がいるんだよね」
翔鶴「そうね……」
瑞鶴「なんだかこうしてみるとさ、信じられないよね……」
この海の先には、終末が待ち受けている。誰もがそれを理解していた。
瑞鶴「提督さん」
提督「どうした、瑞鶴」
瑞鶴「私、ここに来れてよかったよ」
提督「……どうしたんだ、突然」
瑞鶴「皆と一緒なら、後悔はない。皆でならきっと、終末を迎えられる」
翔鶴「瑞鶴……」
瑞鶴「だから、ありがとね! 提督!」
提督「……何がありがとうなんだか。私は感謝されるようなことは何もしてないよ」
瑞鶴「いろいろだよ、いろいろ! 色々感謝!」
提督「変なやつだ」
若葉「お前のほうが変だ」
提督「ハハハこやつめ」
その時、他の艦娘は口には出さなかったけれど……。
皆の気持ちは、一緒だった。
皆一緒なら、目を背けずに終末を迎えられる。そう思っていた。
そしていよいよ、この泊地にも終末が訪れるのです……。
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