過去ログ - 愛「え?私の声、大きすぎですか!!?」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/06(火) 20:10:31.47 ID:+krBEwqZ0
「ねえ、ママ。アイドルって、なに?」

「ふふ、そうね、アイドルっていうのはね――――」

愛は、幼少のころに母としたこの時の問答の言葉を思い出せない

後に愛は一般的なアイドルの定義をテレビで知ることとなるのだが、

母の展開したアイドルの定義は母独自の解釈によるものであったことは覚えているが、それ以上のことは思い出せなかった

ママのことだから、どうせ“アイドルとは私のこと”とでも言ったのだろうと、

愛が想像できる限りの母像を元に推測した答えを導き出し

それ以上の記憶の追及をすることは

その後、二度となかった

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/06(火) 20:11:39.74 ID:+krBEwqZ0
日高愛、現在13歳の中学生


彼女が自分に思い出せる限りの記憶の糸を辿っていくと、
初めに思い出すのは幼稚園の年少組くらいの幼いころに、
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/06(火) 20:13:08.76 ID:+krBEwqZ0
母だってしかりたくてしかっているのではない

しかたない、また今日も“あれ”をやろう

どこの家庭にも見られるだろうしつけをしているだけではダメだと考えた母は
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/06(火) 20:13:46.29 ID:+krBEwqZ0
ちなみに“あれ”とは


子守唄のことである

以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/06(火) 20:14:26.48 ID:+krBEwqZ0
だが

今日ばかりは母の思い通りには行かせない

絶対におばけの正体をつかんでやるんだ
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/06(火) 20:15:07.20 ID:+krBEwqZ0
「ひとつの命が生まれゆく

 二人は両手を握りしめて

 喜びあって幸せかみしめ
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/06(火) 20:15:49.94 ID:+krBEwqZ0
母が必ずこの曲を選曲し、何度も聞いてきたので歌詞をすべて覚えてしまったのだ

とはいえ愛の歌はまだまだ未熟であり、

音程は少し外れ、歌詞の途中にはいる英語を、まだ習っていないために理解できず、
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/06(火) 20:16:28.53 ID:+krBEwqZ0
愛の秘策とは、

ママの歌だって自分は歌える……つまり、大人が歌う歌を子どもの自分も歌えることで、
自分も大人である

以下略



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