過去ログ - トール「フィアンマ、か。……タイプの美人だ」
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50: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/05/28(水) 22:09:10.65 ID:lMiot1GF0

「も、………もしゅも」
『もしもし、フィアンマか?
 何緊張してるんだよ。っていうか番号、やっぱり知ってたんだな。
 携帯は何度か変わったけど、番号引き継いでて良かった。何か用か?』
「んん。………禁書目録は居るのか?」
『おお、隣でお菓子食べてるよ。ちょっと待ってろ。おーい、インデックスー』
『なにとうまー、今忙しいかもー』
『お菓子食べてるだけだろ! インデックス相手に電話』
『私に電話? 珍しいかも。あいさ?』
『いや、違う人。でも、インデックスは知ってるはずだぞ』
『ひょうか? じゃない感じだね。えーと、どうやって出るの? ぼたん押すの?』
『ボタン押したら切れちゃうだろ!』

もうこのまま切りたい。
緊張よりも疲れの方が大きく、フィアンマは脚をパタつかせる。
トールはというと、暇を持て余す為にストールを手洗いしていた。
意外と家庭的な男である。

『も、もしもし! 聞こえてる!?』
「ああ。……久しいな」
『………あなたは』

彼女は完全記憶能力者だ。
故に、自分の事、自分が彼女にした悪行を決して忘れられない。
どんな罵倒がくるだろうか、と思い。
深呼吸をし、フィアンマは携帯電話を握りなおす。

『右方のフィアンマ、……の妹さん…かも?』
「………そういえばそうだったな」

変装術式を使っていたので、多少の差異があったのだった。
適切に説明した後、謝罪の言葉を告げる。
彼女は、たっぷりの沈黙の後に


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