2: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/05/06(火) 22:14:13.14 ID:oiS2s3Jno
突然だけど、真美は千早お姉ちゃんが大好きだ。どう好きか?って言われると、全部好きって返しちゃうくらい。
ずっと二人きりで居られる自信があるし、千早お姉ちゃんが気にしている部分含めて全部、真美は愛せる自信がある。
なんで好きになったかは分かんないけど、苦手なボイストレーニングをつきっきりで教えてくれたり、
3: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/05/06(火) 22:14:48.16 ID:oiS2s3Jno
一緒だとドキドキするし、もっと一緒に居たいって思うくらいだし。……とにかく、好き。
好きだから、千早お姉ちゃんと恋人になりたい。
恋人になって。デートしたい。
4: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/05/06(火) 22:15:26.48 ID:oiS2s3Jno
――――
告白する、そう決意した真美が千早お姉ちゃんが二人きりになるチャンスは意外と早く訪れた。
今日は二人で新曲のレッスン。つまり、防音室で二人きり。
5: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/05/06(火) 22:18:37.37 ID:oiS2s3Jno
千早お姉ちゃんは真面目だから、こうやって真美が困ってる時も助けてくれる。嬉しいんだけど、早く終わらせないと……。
そうこうしているうちに、兄ちゃんがやってきて、レッスンの終わり時間を伝えてきた。
「もうちょっとやりたい!兄ちゃん、だめ?」
6: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/05/06(火) 22:19:57.15 ID:oiS2s3Jno
兄ちゃんはそのまま扉を閉めて、どっかに行った。よし、これで千早お姉ちゃんに告白出来る。
「それじゃあ、一度通しでやってみましょう。」
……そうだった、千早お姉ちゃんはとっても真面目だから、真美も真面目に頑張らないと。
7: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/05/06(火) 22:22:12.94 ID:oiS2s3Jno
――――
「〜〜〜〜♪……どうだった?千早お姉ちゃん?」
「問題ないわね。お疲れ様、真美。後は反復練習をしっかり行って、自分の物にするのよ。」
8: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/05/06(火) 22:24:43.34 ID:oiS2s3Jno
「……真美?そろそろ離れてほしいのだけれど……。」
困ったような声で千早お姉ちゃんが真美に離れるように促す。
だけど、今がチャンスだから、頑張らないと。千早お姉ちゃんのいい匂いがして、胸が苦しくなってくる。言わないと。
9: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/05/06(火) 22:25:33.48 ID:oiS2s3Jno
「真美、千早お姉ちゃんの事、大好き。」
言えた!ちゃんと、告白出来た!
「ありがと、私も大好きよ。」
10: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/05/06(火) 22:26:55.32 ID:oiS2s3Jno
「違うよ!真美は、千早お姉ちゃんに恋してるの!」
「……えっ?真美?」
「恋人になりたい……。ダメ、かな……。」
11: ◆RY6L0rQza2[saga]
2014/05/06(火) 22:27:36.46 ID:oiS2s3Jno
しばらく端っこで座っていると、足音が聞こえた。千早お姉ちゃんがこっちに来るのだろう。
「あの――」
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