21:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 20:12:56.01 ID:khfCJb4To
一人で有珠山まで戻ってきた私は公園のベンチに座り込んでいた。
私の頬を伝うのは降り始めてきた雨なのか、涙なのか。私には分からない。
友達も後輩も、私との繋がりのある人物は私なりに大切にしてきた。それはセフレでも同じだ。
ああ、雨が本降りになってきた。帰らないと……。
体が動かない。
罪悪感といった足枷が私を縛っているのだろうか。
自分にこれだけ腹が立ったのはいつ以来だろうか。
怜は明らか無理をしていた。そもそも、顔色が優れないことに気付いたときに止めておけばよかった。
勝手に舞い上がって、勝手に落ち込んでーーなんて自分勝手で情けないんだ。
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