34:海老天 ◆hBWIIyS/uM[saga]
2014/05/07(水) 21:45:04.38 ID:khfCJb4To
私が怜に対して涙を流したのも、傷付けると分かってしまい、本気で拒絶してほしかったのも、怜が好きだからか。
容赦のないツッコミも、その雰囲気も、不器用な優しさも全てに私は惚れていたんだ。
幾重にも張られたバリケードは私自身も騙してたんだ。
ーー何だか軽くなったなぁ。
セーラ「怜を支える自信があるんか?」
しっかりと江口の目を見据えてーー
爽「さぁ、どうだろう」
セーラ「なら安心や」
爽「何で? 自信満々に大丈夫って言ってないけど」
セーラ「だからや。こんな状況で大丈夫なんてやっすいこと言うやつを俺は信用できへんわ」
爽「そっか。なら、遠慮なく怜はいただいていくよ」
セーラ「竜華は任せろ」
嘘を吐いた。怜を支える自信はある。
何でかは分からないが、確信している。
なぜ、正直に言わなかったのか。
理由は単純に気恥ずかしいからだ。
けれど、落とし前は自分でつけるよ。
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