過去ログ - 橘ありす「待ってくれなかったあなたへ」
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38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/07(水) 20:02:37.25 ID:PmWHL4zHo
なんて、優しい人だろう。

こんなにひどい事を言った私を。

優しい目で見つめて。
以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/07(水) 20:03:07.44 ID:PmWHL4zHo
ありす「…」

ありす「…なんなんですか…」

ありす「なんで叩かなかったんですか!」
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/07(水) 20:03:50.75 ID:PmWHL4zHo
ありす「そうですよ!子どもの恋愛ごっこですよね!いいです!その通りです!」

美優「ありすちゃん!」

ありす「そうです!私、よく考えたらPさんのことなんて全然―」
以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/07(水) 20:04:46.85 ID:PmWHL4zHo
美優「……ありすちゃん。私、あの人を、Pさんを愛しているわ。」


熱が、頬からじんわりと広がっていきます。

以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/05/07(水) 20:05:32.00 ID:PmWHL4zHo
走って走って。気がついたら事務所から少し離れた河原まで来ていました。

いつも茜さんがランニングしたり藍子さんがお散歩したりする広くて土手が続いてる河原。

ありす「ハア、ハア…」
以下略



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/05/07(水) 20:06:00.61 ID:PmWHL4zHo
ありす「…っ」

ありす「うっ…うぅ……」


以下略



44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/05/07(水) 20:06:30.59 ID:PmWHL4zHo
――誰かが近づいてくる。

その足音を聞いて、この期におよんで、期待してしまった私がいました。


以下略



45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/05/07(水) 20:06:57.64 ID:PmWHL4zHo
桃華「いい天気ですわね。まるで春になったみたい。」

ありす「…見ていたんですか。」

桃華「ごめんなさいね。事務所の前まで来たらたまたま中から声が聞こえたものですから。」
以下略



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/05/07(水) 20:07:35.22 ID:PmWHL4zHo
晴「あ、あのさ!…オレはさ、正直そういうの、よく、わかんないからさ。なんとも言えないけどさ。」

晴「こういう時は体を動かせばスッとするぞ?あそこの子らとサッカーでもしようぜ?」

ありす「…どうぞ、ご自由に。」
以下略



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/05/07(水) 20:08:06.10 ID:PmWHL4zHo
ありす「…どこがうらやましいんですか。」

桃華「…そうですわね…」

桃華「あなたは…きちんと始まって…はっきりと終わらせることができましたわ。」
以下略



48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/05/07(水) 20:08:35.91 ID:PmWHL4zHo
ありす「…」

桃華「美優さんはあなたを対等に見てくれたから、はっきりと向き合ってくれた。」

桃華「子ども扱いせずにちゃんと一人の女性として答えてくれたのですわ。」
以下略



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