5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/07(水) 19:41:15.18 ID:EqIdRmm40
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アイドルをひとつの職業としてカテゴライズするとして、業務内容を端的に表すとすれば、歌って踊る、というのが僕の個人的なイメージだった。
だった、と過去形なのは実際にアイドルの仕事に関わって認識を改めたからだけれども、一般的な認識もそんなに遠くはないのではないだろうか。
とにかくアイドルはその可憐な容姿とキュートな立ち振る舞いで男性を癒し、美麗な外見と華麗なダンスで少女に夢を与えるのだ。
そしてまた今日も僕はそんなプリティなアイドルたちをサポートするために全力を尽くすのである。
それはあくまでも仕事だからであり、彼女たちは僕が育てた、とドヤ顔で妹たちや友人に自慢する日を迎える為では決してない。
彼女たちのためにも今日という日 を頑張ろう。
今日は専属契約を結んでいるトレーニングスタジオへと様子を見に来ていた。
今日は我那覇、星井、四条の三人がいるはずだ。
あの三人は以前同じユニットを組んでいたためか、わりかし一緒にいるのをよく見る。
「おはようございまーす」
「おっ、プロデューサー! はいさーい!」
「おはようございます、あなた様」
「おはよう、我那覇、四条」
芸能界は例え深夜でも挨拶はおはようございます、だ。
……って、予定より一人足りない。
「……星井は?」
「更衣室で寝てるぞ」
「いや、お前らも止めようぜ……」
「美希は一回寝ると中々起きないからなー」
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