過去ログ - 【本編完結】真・恋姫無双【凡将伝】おまけ -SS速報VIP

過去ログ - 【本編完結】真・恋姫無双【凡将伝】おまけ

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880:一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo.[saga　sage]
2015/07/28(火) 23:04:38.46 ID:7PafRpyio
　さて、姐さんに送り出されて向かった先は政庁である。いや、俺だっていつも遊び歩いているわけではない。たまには仕事もするのだ。――それに今日のお仕事は俺が発起人だしな。そのために袁家の重鎮に召集をかけたのである。もっとも、その面子は斗詩と猪々子、それと沮授に張紘という超身内ではあるのだが。
　とは言え、いずれも次世代の袁家を担う人材であるというのは間違いないところである。麗羽様を旗印に、クソッタレな時代に立ち向かう戦友となるのは確定的に明らか。つか、このメンツが信用できないならもうなにも信じられないぜ。
　とは言え、各人は超多忙であり、打ち合わせの時刻に来ていたのは斗詩だけであったのはやむを得ないところであろう。むしろ万難を排してくれたであろう斗詩には感謝である。
　まあ、大筋については事前に打ち合わせてるしな。そしてイレギュラーな案件についても問題ないだろう。――黒山賊の討伐を紀家軍が担当するという案件だ。陳蘭に任せてた母流龍九商会の私兵もそれなりに使えるようになったらしいし、ちょうどいい。実戦テスト、って奴だ。
　くすり、と斗詩が笑う。

以下略

881:一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo.[saga]
2015/07/28(火) 23:05:06.33 ID:7PafRpyio
「おやおや、お邪魔でしたか」
「お邪魔というか遅いというか」
「すみませんね、最近立て込んでまして」

　これっぽっちも悪いなんて思っていないであろう胡散臭い笑顔で沮授が言葉を続ける。

以下略

882:一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo.[saga]
2015/07/28(火) 23:07:02.09 ID:7PafRpyio
　男が暗がりの中で酒を呷る。ぐびぐび、と咽喉に酒を流し込む。一見豪快な所作。だが時折小刻みに震える指先がそれを裏切る。

「ふふ、落ち着きませんことですわね。心配することなど何もありはしませんのに」

　女が艶やかな声で囁きながら酌をする。

以下略

883:一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo.[saga　sage]
2015/07/28(火) 23:07:33.22 ID:7PafRpyio
本日ここまでー

もちっといったら一旦お休み頂きます（白目）

884:名無しNIPPER[sage]
2015/07/28(火) 23:51:50.92 ID:YFI9Hm3qO
乙です

885:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/29(水) 00:02:40.53 ID:pXIDXlpm0
乙＆誤字報告？です
>>881 あれこれと袁家領内で起こる不具合はあれこれあったのだが、それの根っこは繋がっていると思っていたのだが。
袁家領内で起こる不具合はあれこれあったので、それの根っこは繋がっていると思っていたのだが。　かな？（あれこれ）と（だが）が重複してるのは違和感があります
恐怖と嫌悪の【六】ですか…磨かれた悪意のあいつを連想させますね…ところで張勲の真名は七乃、六より後の数字ですね
というか、＞＞そしてその娘は張家の最高傑作　つまりそういうことが確定しているという、恐ろしや

以下略

886:名無しNIPPER[sage]
2015/07/29(水) 00:34:29.06 ID:3zGEJawEo
乙したー

最初の初見絶叫ポイントまで後少し･･･

887:一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo.[saga　sage]
2015/07/29(水) 22:48:53.70 ID:XzBa9IpKo
>>885
＞恐怖と嫌悪の【六】ですか…磨かれた悪意のあいつを連想させますね…ところで張勲の真名は七乃、六より後の数字ですね
まあ、そういうことですｗ

＞というか、＞＞そしてその娘は張家の最高傑作　つまりそういうことが確定しているという、恐ろしや

以下略

888:一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo.[saga]
2015/07/29(水) 23:18:25.03 ID:XzBa9IpKo
　早朝、いや、まだ払暁であろう時刻に姐さんは起床する。同衾している俺を起こさないようにそっと起き上がるのであるが、常在戦場を叩きこまれているのであるからして。

「ああ、起こしてもうたか。寝ててかまへんで」
「そっすか。じゃあ、お言葉に甘えようかな……」

以下略

889:一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo.[saga　sage]
2015/07/29(水) 23:18:52.91 ID:XzBa9IpKo
「なら、寂しくないですね」
「お、ご贔屓にしてくれるん？」
「姐さんの料理が食べれるならむしろ紀家軍の皆が殺到するでしょうよ」
「はっはは、まあ当然やな。餌付けした甲斐があったっちゅうもんや」
「姐さんなら料理だけで勝負できるでしょうに」

以下略

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