過去ログ - 私にはだれにも言えない秘密があります。
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13: ◆XTaiiNXKpw[saga]
2014/05/20(火) 22:32:41.31 ID:ZyAd2XAM0
「なあ。僕とちょっと遊びに行かないか?」


 そうやって少女を誘ったのが昨日のこと。本当は今週の休日にでも行く予定だったのだが。


「え、マジですかせんぱい!わたし、せんぱいみたいなロボットと水族館行くの夢だったんです!」


「僕は”先輩みたいなロボット”じゃなくて”先輩”だ。あと水族館は先週行った」


「はぁ!?なんでですか!?わたしを誘わなかったのも謎ですし独りで行ってるせんぱんも謎です!」


少女は少年に向かって水筒を投げつける。中身は以前と変わらず軽油だったし、蓋は開きっぱなしだった。


「お前……本当に一回職質受けてこい」


「やだなあせんぱい。わたしが人前でそんなポカすると思いますか?」


ふひひといつものように少女は笑った。


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