10:黒猫
2014/05/08(木) 07:18:21.49 ID:IJyzMK1s0
麻理の様子から、ある一つの結論が思い浮かぶ。
それだったら、切り出しにくいはず。
春希「もしかして、・・・・・別れ話ですか?」
麻理の顔から血の気が消えたかと思ったら、
一瞬で取り乱したようで必死に否定してくる。
麻理「な、な、な、なななななな、、、何を言ってる。
別れるなんてあるわけないじゃないか!」
春希「でも、なかなか話を切り出せないところをみると、そう考えるのが妥当かと。」
麻理「それは、ぜったいに、ない。」
両腕をつかまれ、麻理のその必死で訴えかけてくる目をみれば、嘘とも思えない。
というか、腕が痛い。
マジで痛い、痛い、痛いったら!
爪が食い込んで、おそらく血も出ているはず。
それに、顔が近い。
今にも泣きそうな顔が目の前にある。
最初は涙目のようだったが、今はしっかりと涙が見えていた。
そして、腕の痛みなのか、麻理の顔を迫力なのか、それとも、その両方かもしれないが
自然と自分の重心が後ろに傾いていく。
麻理の最大級の必死さが伝わってくるが、その辺はあえて言わないでおこう。
ただ、そっと腕を離してもらったが、腕の爪の跡がずきずきと痛んだ。
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