過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」 part10
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951: ◆BPxI0ldYJ.[saga]
2014/08/21(木) 16:01:57.19 ID:MmUahvQ/0
「こがん所でなんばしとったの?」
「みぃーっ!?みぃぃーっ!!」
「おー、そうかそうか♪」
「みみぃぃぃーッ!!」

 驚焦に陥ったぷちユズが腕の中で暴れが、奮闘虚しくサイボーグの体はその体では揺らぎもしない。
 喚き散らすのも無視して、一方的に撫で回す替わりに頬摺りを寄越すと、見た目通り柔らかな感触が頬から帰ってきて、得も言われぬ幸福感に包まれる。

「みぃ!みぃ!!みぃ!!!」
「みー♪みー?」

 このぷちユズの持っている鎌が白色だったことは、柑奈にとって幸運であったに違いない。

「こが…こんな所に居たら危ないから私と一緒に安全な所に行きましょうね!」

「………みぃ」

 力のない返事は諦めの結果だったのか、ただ疲労困憊しただけの話か。

「ふん♪…ふんふふん♪…」




「……とぉぉぉおおおおおおう!!」

 どこかの空から咆哮が轟いたのは、鼻息を歌いながら歩き出そうとしたまさにその時だった。

 音源を振り返り見れば、太陽に浮かび上がるシルエットが此方に向かって落下してきているのが見える。

 ぎょっとして身を竦ませたのも束の間、腕の中のぷちユズを庇いながら身を投げ出すと、間髪入れずに落下した物体が後方で轟音を巻き上げる。


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