3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/09(金) 03:02:19.19 ID:xR3CJ1wJ0
「なにか落ちきてるの?」
ようやくきずいたのだろう地上にいた少女達が目を向ける、真夜中の路地には絶対にふさわしくない
ふりふりのドレスのようなものに身を包んだ‘魔法少女’に向かって魔法で作った矢を放つ
正確無慈悲な矢はブレスレットになっているソウルジェムを打ち砕く
「え、なに」
その少女が最後に話した言葉で、その後ゆっくりと地面に向かって倒れていく
「お前、なにしやがんだ」
倒れていく少女を見ていたもう一人の魔法少女がこっちらに振り向くと
もう目の前に黒髪の少女が右手に矢を持って右肩のソウルジェムに突き立てたところが映った
「え、嫌」
そう呟いた少女はその場で両膝をついて動かなくなった
「こいつも違う」
彼女達からグリフシードを奪いながら吐き捨てるようにいう
元の姿に戻った彼女の指にソウルジェムの指輪がはまる
「・・はぁっ、はぁっ・・・」
魔法を解いた瞬間に脱力感が襲い、肩で息をしながらゆっくりと
息を整える、ろくに動かない体に苛立ちを覚えるが
罪悪感はない
「貴方達はちゃんと奇跡をかなえてもらったんでしょ?」
「それだけでも幸せよ」
ゆっくりと身体を起こして夜道を歩いていく
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