過去ログ - エルフ「譚奇フルエ、代時正大…?」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/09(金) 16:26:36.98 ID:Zc417ZkT0

しゅるしゅると、後ろで少女が身にまとったボロ布を脱ぎ去る音が聞こえる。

いま男の後ろには、薄汚れていながら、しかし将来性豊かな女子の全裸があるのだろう。

そのことに関しては男は特に意に介することはなかったが、
ただ、今ここに憲兵が来たらどのような釈明をすればいいのやら、そんなことばかり考えていた。


しばらくの間、少女が体を洗う水音が部屋に響いていた。


ふと、気づくと男の首筋がそれほど暑いわけでもないのに、じっとりと汗ばむように濡れていた。

何故?男がそう思うと、部屋の空気まで夏のように湿気っていることに気がついた。


男「なんだ?これは一体…」

そう呟くのと、反射的に思い当たる節へと振り向いたのはほぼ同時だった。

エルフ「な、何だ?急に振り向いて…」



果たして、原因はまさしくそれだった。

まず目についたのは桶の水からたつ湯気だった。
ついさっき汲んできたばかりの井戸の水が火の気もないのに湯になっている。

そして異常なのは少女もだった。
先程まで見慣れた、可愛らしくも形よい耳が、両方とも外側へ伸び、その重みで先端が少しばかり下へと弛んでいた。


男「…お前、それはなんだ!それにその耳はいったい」

エルフ「ああスマン、ついうっかりしていたな…この耳こそエルフと人間の外見的違いの最たるものというべきか」




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