過去ログ - エルフ「譚奇フルエ、代時正大…?」
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/09(金) 17:14:02.88 ID:c/gJzRy30
水が濁った分だけ、少女の体が綺麗になっているのは当然だが、それにしたってここまでとは、男にとって理解の外であった。
特に少女の金髪は、出会った頃の汚れがまるで嘘のように、電灯の光を反射して煌めいていた。
その肌も、すっかり元の輝きを取り戻したのか、乳白色の陶器のようであり、掛け値なしに美しいと思えた。
男「……」
エルフ「…どうした?そのように見られると、やはり流石に恥ずかしいのだが」
男「あっ!す、すまん!つい」
少女が己の局部を両手で隠し、身をよじらせたうえで、ようやく男の方もそっぽを向くことができた。
エルフ「…つい、とはなんだ?あんまりキレイだったから見とれたか?体に」
しかし、エルフの方は言動とは裏腹に意地悪っぽく微笑み、男の方へ詰め寄った。
男「いやいや、今のは言葉の綾でだな…」
エルフ「それで、帝都の金持ち連中に高く売れるかな、とか思ったか?それとも」
男「……なんだ」
エルフ「自分のモノにでもしたくなったか?小僧…」
耳元で殊更いじわるく囁かれた言葉に対し、男は
男「…まさか!そんな手足の短く顔の大きな幼子に欲情するほど馬鹿ではない」
と、一蹴した。
まるきり鋼のような意志である、多分。
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