過去ログ - エルフ「譚奇フルエ、代時正大…?」
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54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/11(日) 11:33:45.40 ID:O7NsD1GH0

そうして、二人はその日から早速作業を始めた。


近場で工具を借りて、廃棄された木材や陶器類、金物を集めて、日も取り扱える屋台を設計した。

これもひとえに、彼女の持つエルフの知識と、どういうわけか火を扱える能力のために成せる技だった。


組み上がった屋台に、最後はペンキを塗り、可愛く綺麗、モダンなデザインを加えた。

看板には分かりやすく、アメリカ由来だの、ヨーロッパ発祥だのとハイカラ好きの釣れそうな文句を並べたてた。


エルフ「あとはこいつだな、この針金と粘土で作った、特製"鼻メガネ"をお前さんがかければ…」

男「なんでだ、なんでそんな間抜けなモノを俺がつけねばならん!お前がかければいいだろうに」


エルフ「…ふ、ショーマンシップの分からんやつだな、こうやってなんちゃって西洋人が菓子を売りつけるのが、ハイカラ好きには受けるんだよ」

男「えぇ…な、なっとくいかん、が」

エルフ「まあ、やれば分かるさ、何事も」


かくして、この二人の屋台商売は始まりを告げるのだった。

薄揚げポテト屋台、開店!




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