過去ログ - エルフ「譚奇フルエ、代時正大…?」
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59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/11(日) 19:23:26.18 ID:wi29kZhJ0


当時、銀座を中心に店を構えていた、軽日(仮)や鯉池屋(仮)なんぞがこれに目をつけ、
大々的にその販売網を拡大していった。


男「……すごいよな、あっという間に閑古鳥とは」

エルフ「プンプン!プンスコだ、まったく!」


そんな企業相手では、個人商店どころか屋台の身では到底太刀打ちもできず、

あえなく、商売はたたむことにしましたとさ。

そのことで、たいそう残念がった人もそれなりに居たらしく。

特に、とある純文学者にいたっては、
少女のあのひらめく裾がどうしても忘れられず、
むこう十年はその煩悩を原稿に叩きつけることになったのだった。


男「…ふぅむ、承服しかねるか?お前さんは」

エルフ「……いや、考えてもみれば長生きできる商売でもなかったな、うん」

男「だな、軍人ですら死ぬまで務めることなんぞ叶わんのだから、あんな商売はな」

エルフ「ふふん、ちがいない」

しかし、当の本人たちはというと、もうすっかり失敗のことなど飲み下して、いつものように晩酌をたのしんでいた。

まあ手頃な利益と、在庫のコオラが残っただけ、御の字ということなのだろう。




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