過去ログ - 阿良々木暦「ゆきほエンジェル」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/09(金) 20:50:28.74 ID:OHJpcaUT0

人の感情の爆発を咲く、とか弾ける、と揶揄するのを聞いたことがある。
つまり、どの程度が『成長』の終わりなのかはわからないが、これ以上放っておいたら萩原がアイドルどころか人生まで台無しにしてしまう。

『私、雪歩ちゃんの気持ちが凄く良くわかる……私も、そうだったから』

「……千石」

『言いたいことも言えない。可愛いからって、それだけの理由でお人形みたいに何もさせてもらえない。雪歩ちゃんがアイドルやろうとしたのって、その辺からなんじゃないかな?』

本当に何もしなかった私に比べたら雪歩ちゃんは偉いよ、と千石は言った。

聞けば萩原も、嫌な言い方をすれば家ではちやほやされて育てられた、と聞く。
親父さんは確か建設関係の上役だと聞いたような覚えがあるから、加えて可愛い可愛い一人娘ならばそれはもう猫可愛がりで育てられたことは容易に想像できる。

『雪歩ちゃんを、助けてあげて。暦……さん』

「当たり前だ。僕を誰だと思ってるんだ」

『うん……そうだね』

「いつだって頼りになる暦お兄ちゃんだ」

大見得を切って通話を切った。

さて、棘朱雀、だったか。
この怪異に関しての対策はもう練り込み済みだ。
正体が何であれ、怪異であれば根元から心渡で断ち切ってしまえばいい。

だがそれだけでは、また再発する可能性がある。
あの羽根は言ってしまえば、萩原の意思そのものなのだから。

ならば――。



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