30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/09(金) 20:58:00.63 ID:OHJpcaUT0
006
後日談というか、今回のオチ。
翌日、萩原の不満不平不遜、全てをぶちまけられ少々傷付きながらも僕はいつもと変わらず出社した。
外面だけは、だ。
僕は今日、ひとつの決意の下、ここに来ていたのである。
「プロデューサー、昨日は、その……」
昼前頃、菊地と共に出勤してきた萩原は顔を真っ赤にして縮こまる。
まあ、元より大人しい萩原だ。
あれだけはっちゃけた後ならば無理もないだろう。
「気にするなよ。普段からあれくらい言ってくれて構わないんだぜ」
「ううぅ……プロデューサーのいじわる……」
「んん? 雪歩と何かあったんですかプロデューサー?」
「ああ。実はな、昨日――――」
「だめだめだめだめぇ!!」
等という微笑ましいやり取りの後、昼食。
コンビニで購入した惣菜パンを齧りながら、頭の中で今までの出来事を指折り数える。
天海を起点として、僕はこの事務所のほぼ全員を、怪異という名の知らぬままでいられた厄災に巻き込んでしまった。
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