過去ログ - 阿良々木暦「ゆきほエンジェル」
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/09(金) 21:02:01.37 ID:OHJpcaUT0

「あなた様、何処かお元気がないようですが……」

「大丈夫かー?」

昼も過ぎ午睡の時間、ボールペンをくわえながらスケジュール表とにらめっこしていた僕に、四条と我那覇が声を掛けてきた。
背後には高槻と水瀬の姿も見える。

「ああ、何でもないよ。ちょっと仕事が詰まっててな」

「ちょっと、アンタは私たちのプロデューサーなんだからしゃきっとしなさいよ。アンタが失敗して困るのは私たちなのよ?」

「悪い悪い、ちょっとコーヒーでも淹れて気合入れてくるよ」

「そんな事言って、伊織ちゃんさっきすごくプロデューサーのこと心配してたんですよ!」

「ちょ、ちょっとやよい!」

「あははー、伊織は素直じゃないなー」

「あなた様、わたくしの分もよろしくお願いします」

「自分はさんぴん茶な!」

「わかってるよ」

苦笑いしながらも給湯室に行くと、音無さんがお茶を淹れているところだった。

「あ、僕が淹れますよ」

「いいですよ、春香ちゃんがお菓子作ってきてくれたみたいなので、皆の分も淹れますから」

音無さん、普段は目立たないけど結構な美人なんだよな……なんでこれで恋人がいないのか不思議だ。



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