過去ログ - 伊織「私はアイドル」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/09(金) 23:19:53.86 ID:hnbXP8NZ0


「お父様の部屋、変わらないわね」

もう、どれくらいだろう。
お父様の部屋を訪れたのは、遥か昔の事のように思えた。
そもそも、訪れたとしてもお父様がこの部屋に居ることはまず無かった。
水瀬家の当主として、日本全国を飛び回っている以上、それも仕方のない事だった。

「…伊織、お前はどうしたいんだ」

お父様は、窓を背にして執務机に座っている。
その表情は、何時もと同じ、人の心の奥の奥まで見透かす様な鋭い物。
伊達に水瀬のトップを務めあげている訳では無いようだ。

「…どうしたいって、どういうこと」
「アイドル、続けるのか」
「ええ、もちろん」

父の問いかけに、私は即答していた。



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