27: ◆TRhdaykzHI[saga]
2014/05/10(土) 20:00:57.27 ID:Func4jDlo
ケーキ屋 テラス席
妖使い「この忍は俺の護衛さ。別に俺一人でいいって言ったんだけどね、
なかなか周りの連中が聞かなくて。俺けっこうお坊ちゃんなんだ」
忍「はい!私は若の護衛でこの度この大陸まで参りました。
本当は我が家は代々スパイとか諜報とか、隠密の任務を負うものなんですけど」
忍「私にはあんまりそういうの向いてないみたいで!
ということで若の護衛として派手にぶっ放す所存であります!」
勇者「なんで護衛任務についてる奴が単独で俺を襲撃してきたんだよ……おかしいだろ」
忍「勇者がこの国で一番強い人って聞いたから、その強い人と戦ってみたかったんです」
忍「結果ボロ負けしちゃいましたけどねー!!若すみません!私負けました!」
妖使い「俺も負けたから許す!!」
忍「やったー!」
忍「しっかしやっぱり強いですね勇者様。でも私諦めないっすよ。
むしろ精神面で粘りを見せて、必ず貴様を屈服させてやりますよ。ふははは」
勇者「やめろ」
忍「でも若も負けたんですか?この女の子に?……」
魔王「……」モグモグ
妖使い「そうなんだ、負けちゃったよ。妖孤ですらだめだった。
で、魔王。俺の使い魔になってよ。君が使い魔になってくれたら百人力だ」
妖使い「俺の使い魔は好待遇だよ?給料あげるし。週休二日制。有給もあるよ。
頑張ったら頑張った分だけ上に上り詰めることができる成果主義」
妖使い「常に笑顔の絶えない職場だよ」
勇者「嫌な予感しかしない文句だな、おい」
魔王「……百歩譲って街中でいきなり襲われたのは許そう」
魔王「しかし何故私たちと君たちがテーブルを囲んで、共にケーキを食べているのだろうか?」
魔王「私は今日勇者くんと約束していたんだが」
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