97: ◆TRhdaykzHI[saga]
2014/05/14(水) 20:33:30.99 ID:RBNk19F+o
ズズズ……ズズ……
勇者「きたか!」
妖使い「黒い雲が空を覆っていく……」
忍「ほんとに夜みたいに、なっちゃいましたね」
忍「あ!あの影たちは……?」
勇者「暗くてはっきり見えないが、どうやら消えてくれたみたいだな」
妖使い「一時はどうなるかと思ったけど、なんとかなったね」
魔王「……ふう……」
勇者「魔王!やったな!」
魔王「なんとかできてよかった……。水魔法」
勇者「まだ何かするのか?」
魔王「いや喉が渇いてしまって。ごくごく」
勇者「自分で飲むんかい。水魔法って飲料用としてもOKなんだな」
魔王「勇者くんも飲むか?コップがないから手のひらを使うことになるが」
勇者「俺はいい。いやっそんなことより!!お前、いつの間にあんな大魔法使えるようになってたんだよ!」
勇者「すごいじゃないか!昼を夜に変えるなんて、魔王くらいにしかできないだろうな。
あのまま……魔王がこの魔法を使わなかったら、俺たちもどうなってたか分からない」
勇者「あの影、随分厄介な敵だったんだ。この町を守れたのも魔王のおかげだよ。ありがとな」
魔王「うむ、当然だ。もっと言うがよい」
勇者「ああ、魔王がいてくれて助かった」
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