過去ログ - 少年「ゴブリンの女王と結婚することになった」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/05/10(土) 18:59:08.30 ID:ATEs9D8XO
少年「騎士見習いとして師匠に着いて、オーク軍の討伐に参加したのはいいけれど、乱戦になって師匠とはぐれて、オーク軍に連れ去られて捕虜になってしまった…」
オークA「ぶーぶー(久しぶりに肉が食えるな)」
オークB「ぶふー(しかも柔らかそうな子供だぜ)」
少年「僕はどうなってしまうんだろう…」
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2014/05/10(土) 19:27:44.35 ID:ob6TkYazO
オーク軍の司令室
……
オーク将軍「部隊の様子はどうだ?」
以下略
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2014/05/10(土) 19:28:22.49 ID:ob6TkYazO
オーク副将「返す返すも悔やまれるのは、ゴブリン共がここに来て、我々に本格的な攻撃を仕掛けてきた上に、逃げた先に人間共の国があって進退極まってしまったこと」
オーク将軍「これも運命というものか……!」
オークA「将軍様!大変でごぜえます!」
以下略
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2014/05/10(土) 19:29:01.27 ID:ob6TkYazO
オーク将軍「まさか!ここは平原だぞ!歩哨は何をしていたんだ!?」
オークC「それが、姿が見えたと思ったらあっという間に接近されてしまったんでごぜえます!」
オークD「白い戦車の大軍です!」
以下略
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2014/05/10(土) 19:29:34.52 ID:ob6TkYazO
……
少年「……zzz」
少年「……!」ムクリ
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2014/05/10(土) 19:30:35.85 ID:ob6TkYazO
側近「失礼いたします」
少年「ッ!」Σ
側近「よくお休みになられていましたね。結構なことです」
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2014/05/10(土) 19:31:20.49 ID:ob6TkYazO
側近「普段はゴブリンの言葉を話しておりますので、お聞き苦しい時があるかもしれませんが、ご容赦ください」
少年「そんなことないです!とても上手です!」
側近「それはそれは、ありがとうございます。申し遅れました、わたくし、ゴブリン国の女王に仕えております、側近と申します」
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2014/05/10(土) 19:32:11.66 ID:ob6TkYazO
側近「結構。まずは朝食をご用意しました。お口に合うかどうかわかりませんが、ご賞味ください」
少年「はい」
側近「その後早速ですが、我らが女王が、貴方にお目通りをお許しになられましたので、ご用意をお願いします」
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2014/05/10(土) 19:33:09.63 ID:ob6TkYazO
側近「貴方の身分など関係ございません。貴方が人間であるからして、我らが女王は貴方を見たいと仰られておられるのです」
少年「……?」
側近「どういうことなのか訳がわからない……という顔をなさっていますね。我らが女王の御前にいらっしゃればわかります」
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2014/05/10(土) 19:34:08.30 ID:ob6TkYazO
側近「女王陛下の御成ぃぃぃ!」
女王「……」
巨大な広間で、大勢のゴブリンたちが傅く中、ゴブリンの女王は、宝石が散りばめられた綺麗な王冠を被り、ぶ厚いマントを羽織って、大きな玉座の肘掛けに右肘を置いて頬杖をつき、黙って僕を見下ろしていた
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2014/05/10(土) 19:35:44.10 ID:ob6TkYazO
体格から考えて、歳の頃は僕よりも四、五歳上だろう
背が高く、細身の身体で、足を組んで玉座にデンと鎮座していた
『彼女』はその、衣装とはチグハグにチープで、困ったような表情をしている仮面の下から、暫く僕の顔をジッと見ていた
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2014/05/10(土) 19:36:22.78 ID:ob6TkYazO
少年「えっ」
女王「オ前、ワタシノオムコサン」
少年「えっえっ!?」
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2014/05/10(土) 19:37:22.33 ID:ob6TkYazO
女王「ごぶ?ごぶごぶ(そうか?それは残念だ」
女王「オムコサン、ココデ暮ラス、イイ。ワタシトイッショ」
少年「ちょ…ちょっと何を言っているのかわからないです」
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2014/05/10(土) 19:38:41.00 ID:ob6TkYazO
側近「とりあえず、お部屋のご用意をいたしますので、お二方でお待ちください」
少年「側近さんもなんで女王様の言うことを聞いてるんですか!?止めてくださいよ!」
側近「女王様の意思は国民の総意ですので……」
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2014/05/10(土) 19:39:18.09 ID:ob6TkYazO
今から遥か昔、伝説の時代、世界を闇に包もうとした魔王がいた
魔王は四人の勇者によって滅ぼされたが、その勇者の中に一人、赤ん坊の頃に両親に捨てられ、あるいは離れ離れになってゴブリンに育てられた人間がいた
彼は魔王との戦いの最中に命を落としたが、その後世界を救ったゴブリンの英雄として、ゴブリン達に認められた
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2014/05/10(土) 19:41:09.74 ID:ob6TkYazO
そうして赤ん坊が成長すると、英才教育を施して王にした
人間の王を戴いたゴブリンの国は、みるみるうちに発展し、それまで彼らを支配し、暴虐の限りを尽くしていたオーク達を凌ぐ勢力となった
そういった経緯から、ゴブリンの王はゴブリン達に拾われ、育てられた人間の捨て子がなるという伝統が出来上がった
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2014/05/10(土) 19:41:38.42 ID:ob6TkYazO
側近「とまぁ、かいつまんでお話しますと、こういったわけで我らが女王はここにおられるわけです」
少年「へぇ……じゃあ女王様はここで産まれたわけじゃなくて……」
側近「その通り。貴方がたの王国でお生まれになられました」
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2014/05/10(土) 19:43:02.10 ID:ob6TkYazO
側近「少年様、少しこちらへ。陛下、少々お待ちください」
女王「ワタシノオムコサン、ツレテッチャダメ!」
側近「ごぶーごぶ(少年様には色々と事情の説明が必要なのです)」
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2014/05/10(土) 19:45:06.19 ID:ob6TkYazO
……
側近「さて、少年様。少し難しいところなのですが、陛下はご自分を醜いと思い込まれておられます。しかし、人間の王国に滞在経験もあり、人間の美醜も学んだ私が見た限りでは、陛下のお素顔は大層お美しい」
少年「どうして女王様はそんなふうに思っているのですか?」
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2014/05/10(土) 19:45:38.72 ID:ob6TkYazO
側近「これはごく個人的な要望とも言えるのですが、少年様には陛下の心の支えとなって頂きたいのです。陛下は普段、私たちゴブリンを思いやり、国の発展に腐心しておられます。しかし、ご自分のことを顧みることなく、ご自身の幸せというものが無いようにも思えるのです」
少年「……」
側近「陛下にも、私たちが陛下からいただいているような幸せを感じて頂きたいのです。これは我々ゴブリンの総意です」
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2014/05/10(土) 19:46:26.77 ID:ob6TkYazO
〜その頃、王国では〜
女騎士「大臣!」
大臣「何事ですか、女騎士。王宮で騒がないでください」
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