過去ログ - 少年「ゴブリンの女王と結婚することになった」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/05/10(土) 19:27:44.35 ID:ob6TkYazO
オーク軍の司令室
……
オーク将軍「部隊の様子はどうだ?」
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2014/05/10(土) 19:28:22.49 ID:ob6TkYazO
オーク副将「返す返すも悔やまれるのは、ゴブリン共がここに来て、我々に本格的な攻撃を仕掛けてきた上に、逃げた先に人間共の国があって進退極まってしまったこと」
オーク将軍「これも運命というものか……!」
オークA「将軍様!大変でごぜえます!」
以下略
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2014/05/10(土) 19:29:01.27 ID:ob6TkYazO
オーク将軍「まさか!ここは平原だぞ!歩哨は何をしていたんだ!?」
オークC「それが、姿が見えたと思ったらあっという間に接近されてしまったんでごぜえます!」
オークD「白い戦車の大軍です!」
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2014/05/10(土) 19:29:34.52 ID:ob6TkYazO
……
少年「……zzz」
少年「……!」ムクリ
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2014/05/10(土) 19:30:35.85 ID:ob6TkYazO
側近「失礼いたします」
少年「ッ!」Σ
側近「よくお休みになられていましたね。結構なことです」
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2014/05/10(土) 19:31:20.49 ID:ob6TkYazO
側近「普段はゴブリンの言葉を話しておりますので、お聞き苦しい時があるかもしれませんが、ご容赦ください」
少年「そんなことないです!とても上手です!」
側近「それはそれは、ありがとうございます。申し遅れました、わたくし、ゴブリン国の女王に仕えております、側近と申します」
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2014/05/10(土) 19:32:11.66 ID:ob6TkYazO
側近「結構。まずは朝食をご用意しました。お口に合うかどうかわかりませんが、ご賞味ください」
少年「はい」
側近「その後早速ですが、我らが女王が、貴方にお目通りをお許しになられましたので、ご用意をお願いします」
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2014/05/10(土) 19:33:09.63 ID:ob6TkYazO
側近「貴方の身分など関係ございません。貴方が人間であるからして、我らが女王は貴方を見たいと仰られておられるのです」
少年「……?」
側近「どういうことなのか訳がわからない……という顔をなさっていますね。我らが女王の御前にいらっしゃればわかります」
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2014/05/10(土) 19:34:08.30 ID:ob6TkYazO
側近「女王陛下の御成ぃぃぃ!」
女王「……」
巨大な広間で、大勢のゴブリンたちが傅く中、ゴブリンの女王は、宝石が散りばめられた綺麗な王冠を被り、ぶ厚いマントを羽織って、大きな玉座の肘掛けに右肘を置いて頬杖をつき、黙って僕を見下ろしていた
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2014/05/10(土) 19:35:44.10 ID:ob6TkYazO
体格から考えて、歳の頃は僕よりも四、五歳上だろう
背が高く、細身の身体で、足を組んで玉座にデンと鎮座していた
『彼女』はその、衣装とはチグハグにチープで、困ったような表情をしている仮面の下から、暫く僕の顔をジッと見ていた
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/05/10(土) 19:36:22.78 ID:ob6TkYazO
少年「えっ」
女王「オ前、ワタシノオムコサン」
少年「えっえっ!?」
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