過去ログ - 【艦これ】大鳳「一度入ったら抜け出せない鎮守府?」
1- 20
344: ◆UeZ8dRl.OE[saga]
2014/05/19(月) 20:37:48.47 ID:IdLtU1HAO
※一つの戦法として、否定する気は1にはありません

――――

長門「今日こそは第六駆逐隊と共に遠征を!」

大鳳「黙れ長門、いい加減に懲りろ」

長門「大鳳、私に対してだけ口調がキツくないか……?」

大鳳「変態に気遣いなんて不要よ」

長門「私は純粋に駆逐艦の子達のことを案じているだけだ」

大鳳「長門、貴女どうしてそこまで駆逐艦に拘るのよ。あの子達の身を案じているにしても異常だわ」

長門「――ビッグセブンの名に、恥じぬ為」

大鳳(え? 急に雰囲気が……)

長門「大鳳、お前は“捨て艦”というのを知っているか?」

大鳳「いえ、聞いたことが無いわ」

長門「勝利の為、敵の主力に接敵するまで随伴させられ、沈むことを厭われない練度の低い艦娘達のことだ」

大鳳「文字通り、使い捨ての艦娘……」

長門「無論、勝利の為に犠牲は付き物だ。私もそのやり方に、当初は疑問を持ってはいなかった」

大鳳「それなら、何故?」

長門「“少しぐらい敵主力に損害を与えてこい、使えない奴等だ”……一人大破状態で仲間を失いながら、必死に帰投した駆逐艦に前の提督が言い放った一言だ。――気付けば、提督の顔面を殴り飛ばしていた」

大鳳「よく解体処分にならなかったわね」

長門「なりかけたさ。だが、何処から聞き付けたのか、各資源十万払うから解体するぐらいならうちに寄越せと、ここの提督に引き抜かれた」

大鳳(十万……普通の鎮守府なら簡単に出せる量じゃないわ……)

長門「最初は何か裏があるのかと警戒したが、会って話してみてすぐに理解した。バカみたいに甘過ぎるんだ、ここの提督は」

大鳳「長門は提督のこと、嫌いなの?」

長門「軍人としては及第点と言わざるを得ない。だが、一人の人間としてならば全幅の信頼を寄せている」

大鳳(長門も軍艦としては落第じゃないか、とか言える雰囲気じゃないわね)

長門「ビッグセブンとして、この鎮守府の一人として、敵の砲弾から駆逐艦娘達を守ることが、沈んでいったあの子達の魂への私なりの贖罪だ」




大鳳「志は立派だけど、やっぱり長門は駆逐艦娘達に近付かないで」

長門「何故だ!?」

大鳳「度が過ぎてるのよ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/537.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice