8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/12(月) 02:11:15.40 ID:DoXkrPE9o
「うん?」
「サイン、くれないかな」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/12(月) 02:11:57.49 ID:DoXkrPE9o
「……えっと、ケイ」
「ん?」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/12(月) 02:12:39.08 ID:DoXkrPE9o
だ、だってそういうのって事務所に入ったら決めたりしないの?
「春香、どこの事務所に入ってるの?」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/12(月) 02:13:54.89 ID:DoXkrPE9o
「と、とりあえず頑張ってみるねっ」
それから春香は紙とにらめっこをして、うーんうーんと唸っていた。
サインが中々決まらなかったみたいで、結局生徒手帳を返してもらったのは8分後、チャイムの鳴る直前だった。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/12(月) 02:14:30.73 ID:DoXkrPE9o
「ううん、大切にするよ」
これ、よーくみるとひらがなの「あまみはるか」を組み合わせてある。
凝ってるなぁ。アイドルっぽくてかわいいサインだった。
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/12(月) 02:14:56.44 ID:DoXkrPE9o
「あたしと、さ。良かったら、友達になってくれない?」
「……うんっ」
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/12(月) 02:15:22.53 ID:DoXkrPE9o
そんで、あたしたちはニ年生になった。
春香たち765プロのアイドルは一躍有名になって――今日は、春香の久しぶりの登校。
……も終わって、今は帰宅途中。街で一番大きいCDショップの前を通りかかった。
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/12(月) 02:15:57.33 ID:DoXkrPE9o
友人のアゲハが茶化しを入れる。
「もう、売れっ子発言だなぁ」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/12(月) 02:16:37.45 ID:DoXkrPE9o
初めて会った時から変わらないリボンの位置、色、形。
離れていても、テレビの中にいても……それで春香だ、って分かる。
「アイドルの天海春香さん……ですよね」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/12(月) 02:17:05.10 ID:DoXkrPE9o
春香は中学生っぽい男子二人組に、声をかけられていた。
「……ダメダメ。そういうのは事務所を通さなきゃ」
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