11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/12(月) 10:53:46.49 ID:46jCR3Qqo
終点を知らせるアナウンスが車内に流れて、ボクははっと顔を上げた。
電車が減速して、慣性がボクの背中をシートから離した。
電車を降りると春のうららかな空気と、雪歩のお父さんがボクを迎えてくれた。
「こんにちは」
ぺこりと頭を下げると、雪歩のお父さんはその二倍も低く頭を下げた。
そして、無言でホームから出るようにボクを促した。
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