過去ログ - 咲「今日のお薦めはこちらですか?」ハギヨシ「はい、この本です」
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2014/05/12(月) 11:06:56.73 ID:uzFCl8vE0
やがて最奥に近い位置にまで歩みを進めて。
咲は、彼の姿に気付いた。
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2014/05/12(月) 11:10:40.89 ID:uzFCl8vE0
机の上に数冊の本を重ね、背もたれに背を預けたまま片肘を乗せた方の手で時折ページをゆっくりと繰る。
その所作に、張り詰めたものは一切ない。
本棚に囲まれ人の視線も届かない、時間の流れに切り離されて音も無く沈んでいるかのような空間の最中に居ながらにして
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2014/05/12(月) 11:14:12.81 ID:uzFCl8vE0
ハギヨシ「それは図書館に、と言う意味でしょうか?それともこの席のことですか?」
咲「どちらも気になります」
素直にいえば、ハギヨシはふと考え込むように手を顎にあててから、ゆっくりと答える。
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2014/05/12(月) 11:16:57.22 ID:uzFCl8vE0
天頂からかかる臙脂色の重厚なカーテンは、天気が良すぎる時に本の日焼けを防ぐためにかけられているものだろう。
まるで一編の物語を切り抜いてそこに置いたかのような、あまりに贅沢な場所。
咲「私、張り出し窓って好きなんです」
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2014/05/12(月) 11:20:21.34 ID:uzFCl8vE0
つらつらと語って、そうしてはたと我に返りふと口を噤んでそっと相手を伺う。
部活仲間ならぽかんと口を開いたままにするか、何言ってるのか分からないと失笑されるところだろうが
ハギヨシはただ、ふむ、と何かに納得したように一度、頷いた。
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2014/05/12(月) 11:22:53.14 ID:uzFCl8vE0
ハギヨシ「それにしても、宮永さんとこんなに会話をしたのは初めてでしたね」
咲「あまり二人きりで話をしたことって、ありませんでしたしね」
最近では衣に誘われて龍門渕邸にお呼ばれすることが多くなったが、
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2014/05/12(月) 11:26:48.71 ID:uzFCl8vE0
周囲に読んだことの有る者が居らず話が出来ないことを少々残念に思っていたのだ。
咄嗟に弾んだ声になった。
ハギヨシは少し目を見開いて驚きながらも答える。
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2014/05/12(月) 11:28:02.91 ID:JMJRrx9Q0
支援
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2014/05/12(月) 11:48:14.62 ID:29fME4fUo
ちょろすぎィ
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2014/05/12(月) 11:50:15.44 ID:0+71gGaR0
でもコアな文学少女って同じ趣味趣向って人が珍しいから仕方ないよ
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