過去ログ - 咲「今日のお薦めはこちらですか?」ハギヨシ「はい、この本です」
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26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/12(月) 18:59:21.90 ID:uzFCl8vE0
ハギヨシ「前回の本は、どうでしたか?」

咲「最後まで展開が読めなくて面白かったです。ついつい夜中まで読みふけっちゃいました」

ハギヨシ「最近、一日と置かずに読み終わりますね。貴方の読破スピードは大したものですよ」

咲「そうでしょうか。きっと、萩原さんが選んでくれる本にハズレがないからですよ」

ハギヨシ「だと良いのですが」

賞賛されて、心から嬉しそうな顔をしてみせる彼を知っているのが自分だけという奢りを、咲は持たない。

それでも、こんな緩んだ雰囲気を他の皆の前では見ない。

咲にとってのハギヨシというその人は、龍門渕邸と、図書館と、時折の短い帰路とに息づく存在なのだ。

自分の知らない瞬間に彼が誰とどんな会話を交わしどんな表情をするのかなど、考えても仕方ない。

そこで笑う彼を想像するのは、 あまりにも過ぎた自傷行為だ。

なら自分が添えるその時間の中で、彼がゆるりと顔を綻ばせるのだという、その幸せを甘受すべきだと思う。


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