過去ログ - 阿良々木暦「ことりハザード」
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/12(月) 21:05:26.59 ID:WmSvF+Wh0

僕と音無さんが息を呑み、忍野が続きを口にしようとした瞬間、応接室の扉が開いた。

外から突然入ってきたのは、誰でもない天海だった。
その手には原稿用紙が数枚握られている。

「小鳥さん! 新刊のネーム出来たんですよ!」

「は、春香ちゃん?」

「ほらこれ!」

「な……!? 」

天海が鼻息も荒く持ち込んで来たのは、あられもない姿で天ヶ崎に陵辱される僕の姿だった。

顔を紅潮させ、涎を垂らし、情事に身を委ね熱い吐息を荒くしているその僕は、ネーム状態の下書きとは言え、知人を描写する時とは思えない程、それはリアルに描かれている。

馬鹿な、天海がこんなものを描くなんて信じられない。

「すごい……今にもプロデューサーさんのあえぎ声が聞こえて来そう……すごいわ春香ちゃん!」

「えへへ……頑張りました!!」

「……『感染』することにある」



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