40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/12(月) 21:19:41.76 ID:WmSvF+Wh0
「音無さん!!」
「あ、プロデューサーさん……何か騒がしいみたいですけど……」
音無さんは天海の持って来たネームを読みながら迎えてくれた。
外は洒落にならない事態になっているというのにこの人は……。
「音無さん、時は一刻を争います。簡潔に事実だけを話しますと、音無さんに取り憑いている怪異が原因で人類が滅亡する可能性すらあるんです」
「そ、そんな……私はどうしたら……?」
「ですから一刻も早く、BLを捨てて下さい!」
「ぴよっ!?」
「音無さんの性癖が人類を滅ぼすんです! 元はと言えばその嗜好も怪異の仕業……英断をお願いします!」
それは純粋で切実な僕の願いであった。
まさか僕だってこんなお願いをすることになるとは思わなかったけれど……。
「で、でも……」
混乱しているのか、困惑の表情を浮かべ狼狽する音無さん。
ええい、仕方ないが少々荒っぽい手で行くしかない……!
「音無さんは美人だ、よく気もつくし理想の女性像と言っても過言ではありません」
「そ、そんな……」
満更でもないのか顔を紅潮させ頬に手を当てたりしている。
「そんな女性が恋人も作らずにのさばっていてどうするんですか! 早く素敵な恋人を見付けて女としての幸せを掴みましょう!」
これでいい。
これならば浮気にもならないし、音無さんの自尊心も満たしつつ怪異を祓える。
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