過去ログ - 遊佐こずえ「…かの人の名はジャン・ヴァルジャン」他
1- 20
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/13(火) 03:21:04.31 ID:0LZQvbJd0


………いつか来るどんな日でも、桜はいつだって咲いてくれていた。

季節はまだちょっと寒いけれど、その日はいつもそんな日に


「…ほら、見てよプロデューサー、桜が満開だよ」


ここからでもよく見える、でも

あんまり桜が眩しすぎると、彼女も紛れて見えなくなりそうで


だから二人で手を繋いだ。

遠い日の、出会った頃のように


「プロデューサー、相変わらず手が冷たいねー…えへへへ」


彼女は本当によく笑う、意味もなく、ということもないけれど。


「え?だって…手が冷たい人は、心があったかいんだよ…だって」


「こずえのために、こんなになるまで頑張ってくれたんだから…えへー」



「…ありがとう、ぷろでゅーさー…なんてね」


近くにいすぎて、さよならを言いそびれる、そんな日もあるさ



終わり



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
28Res/15.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice