48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/15(木) 12:46:24.41 ID:CHLq+QpQ0
王城の領域に入ると、攻撃も更に熾烈を極め、足手まといを抱えながらの決死行は
実に難航を極めました。
勇者「流石に、キツイですね…ここまで大丈夫でしたか?」
姫「…ふふーん、まあ大したことはありませんわ、お続けになって」
勇者「…さいで」
ここに来て、姫も自分が随分とたくましくなったものだと感心していました。
実際には、ほとんど全ての厄介を引き受けているだけなのですが。
?「よくぞここまで来たな、待っていたぞ…勇者とやら」
そう勇者も辟易しているところに、青天の霹靂。
突如辺りが暗くなり、禍々しい声が周囲に響き渡った。
勇者「誰だ!」
姫「…きっと魔王の側近です、注意しなさい、勇者」
その暗闇の中に、ぼうっと光が灯ると
果たして、誰かの玉座らしきものがかすかに見えた。
そしてそこに、誰かが座しているのも。
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