過去ログ - 姫様「では、頼みましたよ勇者」
1- 20
98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/18(日) 01:59:24.21 ID:FzsUhBZv0

穏やかになっていく天候の中、二人になってしまった一行は、項垂れた空気のまま山を下った。


かける言葉もないまま、黙々と歩を進める日が続き

この旅も、とうとう終わりかのような空気が漂っていった。


それもいいか、もう十分だろう
どちらともなく、そんな言葉が口をつきそうになった頃に


姫の方が、一つの事実へと思い至った。


姫「そうです!次は地獄行きでしたわね!」

勇者「………は?」

姫「だから!次の目的地は地獄でしょう?だったら彼女だっているかもしれませんでしょう?」


勇者「それはそうですけど、悪い人ならいざ知らず、黒騎士さんに限って地獄行きなんていうのは…」

姫「いやぁ、案外ですのよ?」

勇者「……はぁ」


イマイチ気の乗らない勇者でしたが
姫の言葉のままに、なんとか次の目的地

地獄王の居所へと向かうのでした。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
108Res/88.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice