過去ログ - 春香「千早ちゃん、今日もお菓子作ってきたよ」
1- 20
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/15(木) 09:31:05.29 ID:1m6f3QV50
私の趣味はお菓子を作ることだ。
これは誰かに「美味しい」といってもらいたい、というよりかは、お菓子を作る行為そのものが好きだからかな。
もちろん、誰かに作って喜んでもらえたら嬉しいけどね。
でも私は少々お菓子作りに依存している。
暇さえあれば、材料を買って、お菓子を作っている、これは目的としては、誰かにあげるためではなくて心の癒しであったりストレス解消であって、それってちょっと不純な動機かな、とも思うけど、まあ誰かに喜んでもらえる趣味ではあるから、なかなかやめられない。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/05/15(木) 09:31:44.79 ID:m7l8fG4q0
期待!


4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/15(木) 09:31:49.40 ID:1m6f3QV50
さて、そんな私が最近よくお菓子を作って上げている相手が居る。
千早ちゃんである。
今日も千早ちゃんのマンションの部屋までお菓子を作って持っていってあげるのだ。
と、いうか今着いた。

以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/15(木) 09:32:37.79 ID:1m6f3QV50
「おはよー、千早ちゃん」

「おはよう、春香」

ゾクっとするような笑顔。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/15(木) 09:33:41.88 ID:1m6f3QV50
「今日もお菓子持ってきたよー」

「ええ、もう楽しみでしかたなかったのよ」

でしょうね、子供が見たらトラウマになりそうな笑顔ですね。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/15(木) 09:34:50.09 ID:1m6f3QV50
ぐしゃり、とそのまま握り潰した。


中身の生クリームやカスタードが机の上や私と千早ちゃんの顔に飛び散る。

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/15(木) 09:35:53.27 ID:1m6f3QV50
「まだまだあるよ、ほらほらー」

次はマカロン、これは小さめのサイズで何種類かの色を作ってみた。

「へえ…綺麗ね、食べ物としては若干どうかと思う色してるけど」
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/15(木) 09:36:50.21 ID:1m6f3QV50
ぐちゃっ、ぐちゃっ、ぐちゃっ

テンポよく、握った拳で、色とりどりのマカロンを叩き潰していく。
なんと言ったらいいのか、音ゲーのノーツを処理していくかのようにテンポよく、リズムを奏でているかのように、楽しそうにマカロンを叩き潰す。
私判定、全てパーフェクトだよ、千早ちゃん。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/15(木) 09:38:11.15 ID:1m6f3QV50
ここまで見た人ならわかるだろうけど。
千早ちゃんは食べ物を壊すことで、快楽を得る子なのだ。
私には理由はわからないけど、千早ちゃんはそういう子なのだ。
深く追求する必要もない。
そして、千早ちゃんがお菓子を潰して快感を得るのを私がなぜ黙っているのか。


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/15(木) 09:39:11.04 ID:1m6f3QV50
私が、お菓子を潰されても怒らない理由は、簡単なものである。
お菓子を楽しむというと普通、「食して味わう」というのが一般常識なのだろうけど、私としては、楽しみ方なんかは人それぞれだと思っているからである。
この感覚は、765プロに入る前に少しの間だけしていたドーナツ屋のアルバイトで身に着いたものだったと思う。
売れ残ったドーナツは、もちろん廃棄されるのは当たり前、まあ私の店では持って帰りたい人は勝手に持って帰っていたけれど、それでも余るものもあって、それは問答無用で捨てられていた。
そのとき思ったのだ、何事も求められなければゴミであるし、求められるのであればそれはゴミではない。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/15(木) 09:40:04.00 ID:1m6f3QV50
そしてもう一つ、私のお菓子作りの目的が、誰かに食べてもらうことを目的としていない歪んだものである、という事が、お菓子を潰されても負の感情が生まれない理由としてあげられるだろう。
私のお菓子だって、誰かが消費してくれなければゴミなのだ。
それなら、私のお菓子を求めてくれる人がいれば、その人にあげるのが一番良い。
もちろん、普段は765プロにもお菓子を持っていって、みんなに食べてもらってもいるし、そこで美味しいと言ってもらえればとても嬉しい。本当に嬉しい。
でも、千早ちゃんにお菓子を潰されて、それで千早ちゃんが喜ぶのなら、私にとっては同じなのである。
以下略



27Res/10.94 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice