過去ログ - 安部菜々「やさしい魔法の記念日」
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2014/05/15(木) 18:45:19.43 ID:28IdMBF5o
 「藍子と一緒だと、なんだか調子が狂うんだよね……不思議と、悪い感じはしないんだけど」 
  
 「ごめんなさい……自覚が無いから、調整とかできなくて」 
  
 ……うちの事務所、実は超能力集団だったりするのかな。 
15: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/05/15(木) 18:49:45.81 ID:28IdMBF5o
 先に準備に行ってるので、ゆっくり回ってきてください。 
  
 そう言って卯月ちゃん達と合流しに向かった藍子ちゃんと別れて、二人きり。 
  
 「凛ちゃんも、先に行っててよかったんですよ? ナナのわがままですし」 
16: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/05/15(木) 19:03:12.47 ID:28IdMBF5o
 ゴンドラに乗って、少しずつ上へ、上へ。 
  
 雲の切れ間から差し込む赤が、辺りの景色を照らしていた。 
  
 「好きなの? 観覧車」 
17: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/05/15(木) 19:16:24.30 ID:28IdMBF5o
 「菜々さんは、すごいよね」 
  
 「……え?」 
  
 ゴンドラの中に、視界を戻す。 
18: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/05/15(木) 19:25:01.83 ID:28IdMBF5o
 悔しい気持ちは、もちろんある。もう少しで手が届く高さまで飛べたから、なおさら。 
  
 でも。 
  
 「私はね。シンデレラガールは、終わりじゃないと思ってるんだ」 
19: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/05/15(木) 19:30:20.26 ID:28IdMBF5o
 「すみません〜! 思ったよりも、時間がかかっちゃって……あれ?」 
  
 凛ちゃんと一緒に控室に駆け込むと、室内にはちひろさんしか居なかった。 
  
 「あれ……ちひろさん、卯月ちゃん達はどこに……?」 
20: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/05/15(木) 19:34:22.21 ID:28IdMBF5o
 「ふふっ。ひょっとして菜々さん、忙しすぎて今日が何の日かも忘れちゃった?」 
  
 「何の日、って……」 
  
 今日は……五月十五日、木曜日。 
21: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/05/15(木) 19:36:54.61 ID:28IdMBF5o
 ドレスを纏って、ステージに立つ。 
  
 凛ちゃんと笑っていた藍子ちゃんが、こちらに小さく手を振ってくれた。 
  
 客席にいるのは、私が今までお世話になった人達で。 
22: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/05/15(木) 19:37:36.01 ID:28IdMBF5o
  
  
  
  
 ――誕生日、おめでとうっ! 
23: ◆0vdZGajKfqPb[saga]
2014/05/15(木) 19:44:39.35 ID:28IdMBF5o
 終わりです 
 誕生日の日付に気づいたのが5日前でしたがなんとか間に合ってよかった 
  
 菜々もニュージェネも智絵里もトライアドも大好きなんですよね 
 早くユニット曲聴きたいです 
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/16(金) 09:50:25.19 ID:kdE8+uzBo
 乙。菜々さんじゅうななさいの誕生日おめでとう! 
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