過去ログ - 海未「秋の夜長に」 -SS速報VIP

過去ログ - 海未「秋の夜長に」

↓ 1- 覧 板 20

1: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/17(土) 00:20:00.46 ID:VKEG/77So
・設定はSIDとかアニメとかごっちゃになってるので、生暖かく見守っていただけると幸いです

・地の文は海未ちゃん一人語り。SID風に捉えていただけると

・前スレにて次はエリチカって言ったんですけど、先に海未ちゃんサイドからで何卒

一応続編・・・というかスピンオフ？よろしければこちらもご覧ください。

真姫「だいすきな先輩」
ex14.vip2ch.com

SSWiki : ss.vip2ch.com

2: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/17(土) 00:21:04.01 ID:VKEG/77So
綺麗な月が出ている夜のことでした。

日課のお稽古を終えて、火照った体を冷やそうと縁側に座ります。

夜空を見上げれば吸い込まれるようなお月様。

3: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/17(土) 00:21:47.37 ID:VKEG/77So
穂乃果の思いつきでμ’sが立ち上がって。

観客のいない初ライブを越えて。

どんどんメンバーも増えていって。

4: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/17(土) 00:22:47.54 ID:VKEG/77So
海未「まあ、まだまだこれからなんですけど。」

くすっと苦笑い。

穂乃果は優勝すると言いましたものね。

5: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/17(土) 00:23:47.95 ID:VKEG/77So
海未「秋の夜長とはよく言ったものですね……余計なことまで考えてしまいそうです。」

これから冬が来て、春が来る。

そうしたら……。

6: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/17(土) 00:24:27.30 ID:VKEG/77So
想像しただけで泣いてしまいそうです。

絵里はμ’sの個性的な面々を本当によくまとめてくれます。

希は……ときどきおふざけが過ぎますが、その実誰よりメンバーをよく見ています。

7: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/17(土) 00:25:12.68 ID:VKEG/77So
どれだけ感謝したって足りない。

音ノ木坂学院の廃校はイヤだって気持ちはあっても1人じゃ立ち上がることができなかった私。

どうせ無理だってどこか諦めていた私。

8: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/17(土) 00:26:14.48 ID:VKEG/77So
けれど卒業はどうしたって来るもの。私達だって同じ。

むしろ、この音ノ木坂学院を卒業できることが幸せなんです。

だって、私達の手で残せたから。

9: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/17(土) 00:27:29.21 ID:VKEG/77So
電話のコール音が数度鳴って。

絵里『あら、海未？珍しいわね、どうかした？』

海未「いえ、とても月が綺麗なので話し相手が欲しいなと思いまして。」

10: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/17(土) 00:28:10.89 ID:VKEG/77So
こ、告白？

って……あ！

海未「ち、違います！そんなつもりでは！」

11: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/17(土) 00:29:00.08 ID:VKEG/77So
海未「わ、私は……！」

絵里『ふふ……ふふふ……』

そんな絵里の笑い声を聞いて、やられた、とすぐに悟りました。

12: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/17(土) 00:31:56.59 ID:VKEG/77So
もう、この人は……真面目なようでこれですから敵いません。

海未「勘弁してください……。」

絵里『ごめんごめん♪それで、何かあったかしら？』

13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/17(土) 00:35:07.39 ID:3jYzSCYio
えりうみめっちゃ好き

14: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/17(土) 00:37:40.94 ID:VKEG/77So
μ'sのこと、生徒会のこと、勉強のこと……進路のこと。

海未「絵里は……受験ですよね？」

絵里『そうね、大学には行くつもり。』

15: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/17(土) 00:38:25.48 ID:VKEG/77So
やっぱり、寂しい。

海未「例えば……の話なんですけど……。」

ぽろっと、口からそんな言葉が漏れてしまいました。

16: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/17(土) 00:46:27.65 ID:VKEG/77So
よりにもよって、なんで絵里に聞いてしまったんでしょう。

頭のいい絵里のこと。私の悩みなんて簡単に見通してしまいそうなのに。

絵里『そうねえ……。』

17: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/17(土) 00:51:38.54 ID:VKEG/77So
絵里『その「大切な人」との一瞬一瞬を心に刻むわ。』

絵里『大切であればあるほど、絆が深ければ深いほど、別れは辛い。』

絵里『だけどね、きちんと「大切な人」と向き合わないと、きっと……。』

18: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/17(土) 01:02:45.53 ID:VKEG/77So
絵里は誰のことを思い浮かべながら話しているのでしょうか？

分からないけれど、言葉の1つ1つが心にすっと沁みて。

絵里『それが私なりの答えかな。』

19: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/17(土) 01:14:29.46 ID:VKEG/77So
海未「参考になりました。本当に…。」

絵里『そう？それなら何よりよ。』

絵里は何も聞きません。

20: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/17(土) 01:30:04.09 ID:VKEG/77So
海未「……頑張りましょう、ラブライブ。」

絵里『ええ、もちろんよ♪』

私も、まずはやれることをやろうと思います。

21: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/17(土) 01:30:39.66 ID:VKEG/77So
絵里『あら、ホントね。そろそろ休みましょうか？』

海未「はい、遅くまでありがとうございました。」

絵里『いいのよ、可愛い後輩のためなんだから♪』

46Res/17.22 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ

Powered By VIPservice