過去ログ - まどか「わたしはインキュベーター
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2014/05/21(水) 21:36:36.03 ID:rBttLnqZ0
歩道橋
杏子「ココなら遠慮はいらないよねェ。いっちょハデに行こうじゃない!(カ!)」
まどか(赤い魔力の火!杏子ちゃんが変身したんだ!)
さやか「言われなくても……」
ほむら「佐倉杏子、話が違うわ。美樹さやかには手を出さないよう言ったはず」
杏子「ンなこと言って、向こうはやる気だよ?」
さやか「そっちから絡んできて良く言うわ(パァ……)」
まどか「(さやかちゃんの指輪からソウルジェムが!)待って、さやかちゃん!止めて!」
さやか「まどか。邪魔しないで!魔法少女じゃないまどかは関係ないんだから!」
まどか「(バッ!)ダメだよ!こんなの!!」
さやか「まどか!」
まどか「さやかちゃん、ゴメン!わたし、『間違える』!!(バッ!)」
さやか「ソウルジェムを!?まどか、あんたなんてことを……(ゴトリ)」
まどか「さやかちゃん!?」
ほむら「!?(カチ)」
杏子「どう言うことだオイ……。こいつ死んでんじゃねぇか!?」
QB「今のは本当に間違いだったよ、まどか。よりによって友達を投げるなんて、どうかしてるよ」
杏子「……は?」
QB「君たち魔法少女が身体をコントロールできるのは、せいぜい100メートル圏内が限度だからね」
杏子「100メートル?何のことだ、どういう意味だ!?」
キュゥべえ「普段は当然、肌身離さず持ち歩いてるんだから、こう言う事故は滅多にあることじゃないんだけど」
まどか「何言ってるのキュゥべえ!助けて!!さやかちゃんを死なせないで!!」
QB「ハァ……。まどか、そっちはさやかじゃなくて」
QB「只の抜け殻なんだって」
まどか「……え?」
QB「さやかはさっき、キミが投げて捨てちゃったじゃないか」
まどか(そして、キュゥべえは説明しました)
まどか(魔法少女の『契約』とは、魂を身体からくり抜いて、加工して、ソウルジェムにすること。そうすることが、戦いに便利だからだと)
まどか「ひどいよ……そんなのってあんまりだよ……!」
QB「君たちはいつもそうだね。事実をありのままに伝えると、決まって同じ反応をする」
QB「訳が分からないよ。どうして人間はそんなに、魂の在処にこだわるんだい?」
ほむら「少なくとも、魂の在処が分からないと困る人が、ここに1人いるわね(ファサ…)」
まどか「ほむらちゃん!?それ、さやかちゃんのソウルジェム?」
ほむら「ええ」
まどか(ほむらちゃんのお陰で、さやかちゃんは息を吹き返した。そして、さやかちゃんも自分の身に起こったことを知った)
まどか(その翌日。さやかちゃんはとんでもない事実を突き付けられた。仁美ちゃんが、恭介くんに告白するのだそう。わたしはとても驚いた。仁美ちゃんとは3人、親友同士なのに今までそんな素振りに全く気付かなかったから……)
さやか「恭介に仁美を取られちゃうよ……」
さやか「でも、わたしゾンビだもん!キスしてなんて言えないよ!」
まどか(涙ながらにそう言うさやかちゃんを、わたしは抱きしめることしかできなかった。さやかちゃんはひとしきり泣いたら落ち着いたように見えた。けれど、その夜の魔女との戦いで……)
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