過去ログ - まどか「わたしはインキュベーター
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2014/05/21(水) 21:38:11.87 ID:rBttLnqZ0
公園
まどか「さやかちゃん、あれから家にも帰って無いなんて……。携帯も繋がらないし……。さやかちゃん、どこ?」

QB「(ヒョコ)まどか、キミもボクのことを恨んでいるのかい?」

まどか(どうしてそんな言い方……。!?そっか、大切な友達をあんな風にされて、わたし、キュゥべえのこと『恨んで』るんだ。でも……)

まどか「あなたを恨めば、さやかちゃんをもとに戻してくれるの?」

QB「それは無理だ。ボクの力の及ぶところじゃない」

まどか「わたしたちを魔法少女にすることはできるのに、その逆はできないんだ」

QB「一度割った卵は、元には戻せない。それと同じさ」

まどか「なら……わたしが契約したら?契約して、『さやかちゃんを元に戻して』って願ったら?」

QB「そんなことを叶えるくらい、造作も無いさ。キミにはそれだけ大きな資質があるからね」

まどか「最初は、マミさんを戻してもらおうと思ってたんだけど……」

QB「ボクにもルールがあるからね。2つの願いを叶えることはできない。けれど、『2人を元に戻す』と言う1つの願いにすることはできるよ。キミの資質ならそれくらい造作も無い」

まどか(同じ『元に戻す』でも全然違うことなのに、簡単に言えちゃうんだ。でも……)

QB「まどか、その願いはキミの魂を差し出すに足るものかい?」

まどか「当たり前だよ……。さやかちゃんと、マミさんのためなら、わたし、魔法少女に……」

BLAM!BLAM!BLAM!

まどか「ほむらちゃん!?ひどいよ!なにも殺さなくたって」

ほむら「あ、あなたは!!なんであなたは!!い、いつだって!!そうやって!!!自分を犠牲にして!!か、!勝手に自分を粗末にしないで!!!!」

ほむら「い、いい加減にしてよ!!!!あなたを失えば、それを悲しむ人がいるって!どうしてそれに気づかないの!?あ、あ、あなたを守ろうとしてた人はどうなるのよぉ!!!!(ポロポロ…)」

まどか「ほむらちゃん……(泣いてる……。会って少ししか経ってないわたしのためにそこまで……。アレ、わたしたち夢の中で会ったような……?)」

まどか「ごめんね、ほむらちゃん。わたしのために……」

まどか(その後、ほむらちゃんが泣き止むまで、わたしは一緒にいた)

ほむら「み、見苦しい所を見せたわね。ごめんなさい……」

まどか「ごめんね、ほむらちゃん。わたし、そろそろ行かないと」

ほむら「……美樹さやかを探すの?」

まどか「うん。ほむらちゃんには諦めて、って言われたけど諦めきれないよ。だって、さやかちゃんはずっと一緒にいた、大事な友達だもん。それじゃぁ……」

ほむら「待って」

まどか「え?」

ほむら「お願い、待って。私も手伝う(ファサ…)」

まどか「あ、ありがとう(ほむらちゃんが手伝ってくれると思わなかった……)」

ほむら「あなたのことだから、止めても行くんでしょう?だから、私も行くわ」

ほむら「ただし、約束して。いざという時は下がってて。そして……最悪の可能性を覚悟しておいて」

まどか「う……うん」

まどか(そして、ほむらちゃんはさやかちゃんの魔力を辿って、さやかちゃんの居場所を探した)

まどか(まるで、マミさんやさやかちゃんが魔女を探す時みたいだ、なんて場違いなことを考えてしまった)

まどか(それがイヤになるくらい的を得ていたことを、わたしはすぐに知ることになる……)





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