過去ログ - まどか「わたしはインキュベーター
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/24(土) 11:16:35.39 ID:d0QkStHF0
数時間経過
杏子「とは言った物の、やっぱキツいな……(ゼェ…ゼェ…)」
ほむら「ええ。車輪だけでなく、楽団の使い魔まで戦いに参加するなんて、今までは無かったケース(ハァ…ハァ…)」
杏子「そんだけまどかの言葉があいつの心を震わしたってことかもな。バイオリンの坊やのモドキだけは、相変わらずシカトかましてるけどね。……って今まで?」
ほむら「何でも無いわ。それよりも、『ロッソ・ファンタズマ』と言ったかしら。あなたが分身魔法を仕えるなんて、知らなかったわ。随分と魔力の消費が激しいみたいだけど」
杏子「『分身』じゃねぇ、幻惑の魔法だ。昔、色々あって封印した魔法でね。それを無理筋で使ってるから、どうにも魔力がキツいみたいだ」
ほむら「お陰でこっちは、随分と楽をさせてもらっているけどね。あなた、グリーフシードのストックは?」
杏子「ヨユー……と言いたいトコだけど、正直あんたに分けられるほどの量はもう無さそうだ」
ほむら「そうね。こっちも、あまりストックがあるとは言えないわ」
杏子「お互いジリ貧ってことか。このカッコ悪い姿を、魔法で守ってるそこのお姫様に見られてないのが幸運なのか、不幸なのか……」
ほむら「幸運よ。実を言うと、まどかには魔法で眠ってもらっているの」
杏子「だろうと思ったぜ。……悪ィな」
ほむら「何?」
杏子「ワルプルギスの夜の前に、あんたにこんな寄り道させちまって」
ほむら「(ファサ…)私が自分で選んだことよ。気にしないで」
杏子「なら遠慮はいらねぇか。ほむら、頼みがある」
ほむら「何?」
杏子「今一番厄介なのは、車輪と使い魔のガードだ。アンタの武器と魔法で、魔女(さやか)までの道を作って欲しい」
杏子「そこにあたしが、あいつに向かって残ったありったけの魔力を込めた攻撃をブチ込む」
ほむら「そう言うことなら私が……」
杏子「オイオイ。時間停止なんてチート使える割に、さっきからあんた魔女に致命傷与えられて無いじゃん。つまり、あんたじゃパワーが足りないってことだろ?」
杏子「それに、あたしの幻惑魔法じゃ、さすがにこの数は止めらんない。でも、あんたならどうにかできる。適材適所ってやつさ」
ほむら「……」
杏子「『あたしが自分で選んだこと』だ。あんたの気遣いを無下にして悪いとは思うが、後悔は無いし、覚悟も出来てる。だから……頼む」
ほむら「分かったわ(ジャキン!)」
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