過去ログ - まどか「わたしはインキュベーター
↓ 1- 覧 板 20
80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/06/21(土) 23:47:14.59 ID:P+kXzR8W0
さて、お立会い。
昔々……からある所に、魔法少女と言うモノがおりました。
彼女たちは、希望を願い、戦い続け、そして最期には絶望に堕ちるさだめを負っていました。
ソレをホイホイと生み出すのが、インキュベーター。
魔法少女がどうなろうと、インキュベーターは何とも思いません。
彼らには感情が無く、その上彼らにとって魔法少女とは消耗品ですらないのですから。
さて、そんなインキュベーターに強い怒りを覚えた女の子がおりました。
名前は鹿目まどか。
誰よりも強い、魔法少女の資質を備えた女の子。
しかし、彼女は願いではなく呪いを望み、インキュベーターを一匹残らず、あらゆる場所、宇宙、時間から絶滅させました。
ただ、役割だけを遺して。
そして、インキュベーターの役割(あとしまつ)は、他ならぬまどかが請け負うことになったのでした。
めでたしめでたし。
さて。
話は変わりまして、別の時間軸。
その時間軸のまどかは、別のエンディングを望みました。
絶望へ堕ちるさだめ、すなわち『魔女』から、すべての場所、宇宙、時間にいる魔法少女を救済するルール、概念の誕生。
円環の理。
その願いと引き換えに、まどかはその概念そのものになりました。
やっぱり、めでたしめでたし。
違う2つの時間軸。
願いと呪い。
その源は同じ思い。
ねぇ、あんた?
ちがう『めでたしめでたし』を迎えた2つの時間軸が関わり合うことって、あると思う?無いと思う?
それはあたしにも分からない。
でも、もしもソレがありえたとしたら―――
「アルティメットまどかかと思った?残念、さやかちゃんでした!」
98Res/134.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。