18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/04(水) 21:33:16.99 ID:U9L6kFXRo
静かだった。
星はちらちらと瞬いたりゆっくりと位置を変えていったりはするが物音をたてることはない。
無論星の声が聞こえることもない。
だから自然と意識はぼうっとなり、夜空とそれから自分の中に沈んでいくことになる。
空と意識の暗闇にまず最初に浮かんできたのは、クラスメイトの少女の横顔だった。
窓際に一人で座っていたあの少女だ。
彼女の名前はスズという。
スズは誰かと群れることはない。
いつもはほとんど一人でいる。
その点についてはケイと同じだ。
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