25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/15(日) 21:33:06.68 ID:5+LUo+t4o
年はよくわからないが若くはない。
かといってそう老けているようにも見えない。
三十代ほどなのだろうが雰囲気や声の印象はもっと若かった。
見ない顔だなと思った。
もちろん町に住む人全員の顔を覚えているわけではないがとにかくケイの知らない顔だった。
「ムロイだ」
急に男が言うのでケイは思わず身体を震わせた。
「ムロイ?」
「そう。俺の名前。今日の昼頃にこの町に入った」
そうですか、とケイは気の抜けた返事をした。
唐突な自己紹介だったのでうまく反応できなかったのだ。
ムロイはそんなケイを気にした様子もなくうなずいた。
「ああ、よろしく」
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