32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/22(日) 18:41:12.56 ID:kSjeRAO4o
風の吹き渡る砂漠が頭に浮かんだ。
晴れ渡って強い日差し照り付ける黄砂の海。
強風が砂の粒を乱暴に転がす。
もみくちゃにされてぶつかり合う粒が奏でる音、それに似ているような。
もちろん砂漠など行ったことも見たこともないのでただのイメージだが。
その砂漠には誰もいない。
人間は存在していない。
音にあふれているのに無音と同じ。
純粋な空白がそこにあった。
「これが……星の声?」
空白の中でケイはつぶやいた。
63Res/46.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。