38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/25(水) 20:50:24.06 ID:SRH5G3sNo
ムロイはぎょっとした様子でケイを見つめてきた。
ただ、それは核心を突かれて動揺したというよりは、そんなことを聞かれるとは思わなかったという驚きのようだった。
「そんなことを聞くのかい?」
彼は実際に口に出しもした。
「だってそうでしょう」
今度はケイが空を指す。
「まず、星が意思を持っているのかが分からない。意思がないならメッセージを紡ぐことができない。
次に、意思があったとしても人間に興味がなければこちらにとって意味のあるメッセージは送られてこない。違いますか?」
ムロイは大きく目を見開いてケイを見ていた。
何も言わずにケイの顔を凝視していて、ケイはだんだん怖くなってきた。
怒らせたかもしれない。
心配になったその時、ムロイが再び口を開いた。
「なるほどなあ」
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