49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/07(月) 18:38:38.94 ID:1qEy49aIo
虫の声と装置の音の中、ムロイはそう言ってどっかりと丸太に座り込んだ。
空に手を伸ばしてからからと笑う。
「せめて触れたらいいんだけどねえ。その点では化石と触れ合える恐竜博士が羨ましいよ」
ケイもその隣に腰を下ろして装置を脇に置いた。
ノイズの音が耳から入り込み、脳で一つのイメージをつくる。
夜の砂漠は月明かりに照らされて静かで、やはり誰もいなかった。
誰もいない風景に声が響く。
「でも寂しいとは思わないんだ。思えないと言った方が近いと思う。他のことには気が回らない。いいか悪いかはわからないけど」
目から入る風景と脳の風景、その両方で星が流れた。
一条の白い線を夜空に引いて、すぐに消えた。
「だからまだやめようとは思わない」
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