過去ログ - 星の声が聞こえている
1- 20
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/07(月) 18:40:20.07 ID:1qEy49aIo

「……なに?」
 ケイはかすれ声でその少女を振り仰ぐ。
 スズはともすれば冷酷にさえ見える瞳でこちらを見下ろしていた。
 その口が開く。
「なんで遊ばないの?」

 なんでって……と、それは言葉にならなかった。
 あまりに大きい衝撃がケイの言葉を封じた。
 突き付けられた、と感じる。
 今まで気配でしかなかった悪意が突如牙を剥いたような。

「ぐ、具合が、悪いから」
「嘘」
「嘘なんか」
「違う。嘘」
 嘘じゃない。意気がしぼんで声にならなかった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
63Res/46.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice